図書館で借りた本読書

■ 2023-02-01-(水) 04:40 『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』 古賀史健(ふみたけ)著

2023-02-01-(水)-04:40

取材・執筆・推敲
古賀 史健/著 — ダイヤモンド社 — 2021.4 — 021.3

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』 古賀史健(ふみたけ)著
Proの書く人になるために。一人でも多くの人を。喚起する原稿を作るために。取材とは。インタビューのことではない一冊の本のように、世界を読むところから全ては始まる。執筆とは。書くことである以上に考えること。センスでなく思考のみが、達意の文章を生み出す。推敲とは。原稿を二段も三段も、高いところまで。押し上げていく行為であり。己の限界との勝負である。

ガイダンス。
ライターとは何か?ライターは書く人なのか?書くのではなくコンテンツを作る。編集者は何を編集するのか?ライターが編集するもの。歌旅ライターの定義について。

取材。
第一章。すべては読むから始まる。
一冊の本を読むように世界を読む。なぜあなたの文章はつまらないのか?情報をキャッチせずジャッジせよ。インタビューするように読む。多読よりも大切な乱読。ヒントは悪文の中にある。私という人間を読むために。読書体力と自分を変える勇気。

第二章。何を訊き、どう聴くのか?
なぜ取材は難しいのか? 取材を面接にしてはいけない。「きく」という言葉を分解する。聴くための土台はどう作られるのか?ライターの自分を切り離す。相手の話を評価しない?質問の主語を切り替える。いつもの話の恐ろしさ。本音と秘密を混同しない。質問力を鍛えるつなぎ言葉。いかんして自分の心を動かすか?

第三章。調べること考えること。
取材にはみっつの段階がある。 分かりにくい文章が生まれる理由。自分の言葉で考える。自由の範囲を拡張するために。その人固有の文体をつかむ。憑依型の執筆はありえるのか?最後に残された取材相手とは?理解と感情の四ステップを追う。最良の反対意見を探す。取材という名の知的冒険。

執筆。
第四章。 文章の基本構造。
ライターの機能を考える。 書くのではなく、翻訳する。言文一致の果たされていない世界で。言葉にとっての遠近法。論理を作る主張理由。事実。何を論拠に語っていくか?説得から納得へ。人は何がそろえば納得するのか?分かりにくい日本語と起承転結。起転承結へ。再び翻訳について。

第五章。 構成をどう考えるか?
言葉を外気に触れさせる前に。 何を捨て、何を残すか?構成力を鍛える絵本思考。桃太郎を十枚の絵で説明する。構造の頑強性を考える。情報の希少性を考える。課題の鏡面性を考える。構成を絵で考える理由。バスの行き先を提示せよ。

第六章。 原稿のスタイルを知る。
ビルゲイツの告白。 最強のオウンドメディアとしての本。いかにして体験を設計するか?各章はどう設計されるべきか?読後感を設計するために。対談とインタビューの違いとは。現場の何を再現するのか?コラムとエッセイはどう違うのか?感情的文章から感覚的文章へ。コンテンツの賞味期限をどう考えるか?ジャンルよりもスタイルの確立を。

第七章。 原稿を作る。
原稿に必要な三つの要素。 音読と筆写が必要な理由。二つのbを意識せよ。見た目の読みやすさを作る。想像力に補助線を引く。比喩とはどう作られるのか?ますます重要になる類似を見て取る力。文章力の筋力トレーニング。論文的ストーリーとは何か?時間の流れではなく、論の流れを描く。起伏より大切な距離。起承転結は承で決まる。自分の文体をつかむために。

推敲。
第八章。推敲という名の取材。
推敲とは自分への取材でやる。 自分の原稿をどう読むか?音読、異読、ぺん読。の三ステップを。書き手と読み手の優先順位。最強の読者を降臨させる。論理の矛盾をどう見つけるか。すべての原稿には。過不足がある。迷ったら捨てるの原則。読まれたくない文章をかかないために。書き上げるとはどういうことか?

第九章。 原稿を書き上げるために。
プロフェッショナルの条件。 編集者とは何者なのか?ライターに。編集者必要な理由。

2月一日6時24分。 朝の音声入力終了、また明日。疲れた。

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