70歳が老化の分かれ道
和田 秀樹/著 — 詩想社 — 2021.6 — 159.79
若さを持続する人。一気に衰える人の違い。
人生100年、これからは70代がカギになる。
まえがき。 70歳は人生の分かれ道。
第一章。健康長寿の鍵は70代にある。
今の70代はかつての70代とは全く違う。 もはや70代は現役時代の延長でいられる期間となった。人生100年時代に、70代はターニングポイント、早死にするかボケて亡くなるかの時代。 70代は老いと戦える最後のチャンス。努力したかどうかが、あとあと大きな差になる。一気に老けこまないために、いちばん必要なもの。 70代には様々なリスクがある。 70代に身につける「習慣」が、その後の人生を救う。
第二章。 老いを遅らせる70代の生活。
何事においても、「引退」などしてはいけない。働くことは、老化防止の最高の薬。運転免許は返納してはいけない。実は、高齢ドライバーは危なくない。肉を食べる習慣が老いを遠ざける。陽の光を浴びる習慣が人を若々しくする。脳の老化を防ぐのは、生活の中の変化。インプットからアウトプットに行動を変える効果。 70代の運動習慣のつくり方。寝たきりにならない転倒リスクの減らし方。長生きしたければダイエットをしてはいけない。美味しいものを食べて免疫力アップ。 70代になったら、人付き合いを見直そう。
第三章。知らないと寿命を縮める70代の医療との付き合い方。
今飲んでいる薬を見直してみよう。血圧、血糖値はコントロールしすぎない。検診より心臓ドック、脳ドックを受ける。 70代になったら注意すべき医師の言葉。 統計データと長寿者の知恵を参考にする。 70代の人の賢い医師の選び方。70代のための癌との付き合い方。 70代はうつのリスクが高くなる。認知症は病気ではなく老化現象のひとつだ。 医学は発展途上の学問である。
第四章。退職。介護。死別。うつ。70代の危機を乗り越える。
定年後の喪失感をどう克服するか。趣味は働いているうちに作ろう。名言、ふざけるのしていますが、頑張ってください。まだだいぶ前に会合を生きがいにしない。介護を生きがいにしない。在宅介護より在宅看取りという選択肢。配偶者や親との死別を乗り越えて生きるには。高齢者のうつのサインを見逃さない。うつになりやすい人の考え方、なりにくい人の考え方。
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